
猫背矯正とは
多くの方が、日常生活の中で猫背の姿勢に悩まれています。たとえ普段から正しい姿勢を意識していても、仕事や家事に集中しているうちに、無意識のうちに猫背の姿勢に戻ってしまうことは珍しくありません。猫背矯正の治療では、姿勢の崩れを引き起こしている原因にアプローチし、正しい姿勢を維持しやすい身体づくりをサポートします。背骨や骨盤のバランスを整えることで、自然と無理なく良い姿勢を保てるよう導いていきます。
猫背の状態が長期間続くと、肩こりや腰痛をはじめ、眼精疲労や頭痛、集中力の低下といったさまざまな不調を引き起こす可能性があります。これらの症状を根本から改善するためにも、猫背矯正に取り組むことは非常に有効です。
姿勢の乱れが気になる方は、早めの対策を行い、快適な毎日を目指してみてはいかがでしょうか。
猫背になる原因

デジタルデバイスの長時間使用
パソコンやスマートフォンの使用が日常的になった現代では、猫背に悩む方が増加しています。これらのデバイスを使用する際、多くの方が無意識のうちに頭を前に突き出し、背中が丸くなる姿勢をとってしまいがちです。このような前かがみの姿勢を長時間続けていると、首や肩、背中まわりの筋肉に過度な負担がかかり、筋肉が徐々に硬くなっていきます。結果として、猫背の姿勢が定着し、自然な姿勢に戻しにくくなることがあります。
猫背が常態化すると、見た目の印象だけでなく、肩こりや腰痛といった身体の不調にもつながりやすくなるため、早めの対策が大切です。
長時間の固定姿勢
デスクワークや長時間の車の運転など、長いあいだ同じ姿勢を続けるような日常習慣は、腰に大きな負担をかける原因となります。特に、前かがみの姿勢や背もたれを使わない座り方は、腰まわりの筋肉に過度な緊張を生じさせやすく、筋肉のこわばりや血流の悪化を招いてしまいます。こうした状態が続くと、腰の筋肉が硬くなるだけでなく、体全体の筋肉のバランスが乱れやすくなります。その結果、背中が丸まり、いわゆる猫背の姿勢へと変化してしまう可能性があります。猫背は見た目の問題だけでなく、呼吸の浅さや肩こり、さらなる腰痛など、さまざまな不調を引き起こす要因にもなります。したがって、腰への負担を軽減するためには、長時間同じ姿勢を避けること、定期的にストレッチや軽い運動を取り入れることが非常に重要です。腰まわりの筋肉を柔らかく保ち、筋肉のバランスを整えることが、猫背や慢性的な腰痛の予防につながります。
偏った筋肉の使い方
頬杖をつく、足を組む、片方の手ばかりで重い物を持つ、または壁や椅子にもたれるような姿勢を日常的に続けていると、筋肉の使い方に偏りが生じてしまいます。こうした偏りが長く続くと、左右の筋肉バランスが崩れ、背骨や骨盤の位置が歪みやすくなります。その結果、背中が丸くなりやすく、猫背の原因となることがあります。
筋肉のバランスが乱れると、肩こりや腰痛を引き起こすこともあるため、普段の姿勢や動作を見直すことが重要です。左右均等に体を使う意識を持つことが、猫背の予防につながります。
筋力の低下
年齢を重ねるにつれて筋力は徐々に衰えていきますが、運動不足が続くとその低下はさらに加速します。特に体幹まわりの筋肉が弱くなると、上半身を支える力が不足し、正しい姿勢を維持するのが難しくなってしまいます。こうした筋力の低下は、背中が丸くなりやすくなる要因となり、猫背へとつながっていきます。また、姿勢が崩れることでさらに筋肉が使われにくくなり、筋力が落ちるという悪循環にも陥りやすくなります。
猫背を防ぐためには、年齢に応じた適度な運動や、日常生活の中で体をしっかり動かすことが大切です。特に体幹を鍛えるような動きは、姿勢の安定に役立ちます。
猫背による健康問題
痛みやこり
猫背の状態になると、背骨が持つ本来のゆるやかなS字カーブが崩れてしまいます。この自然なカーブは、体にかかる重さを分散する役割を果たしていますが、それが失われることで、特定の筋肉や関節に負担が集中しやすくなります。その結果、肩や腰の筋肉が緊張し続け、痛みやこりを引き起こすことがあります。特に長時間そのままの姿勢で過ごすと、慢性的な不調につながる可能性もあるため注意が必要です。
ストレートネック
猫背になると、頭が前に突き出た姿勢になりやすく、首に大きな負担がかかります。本来、首はなだらかなカーブを描いて頭を支えていますが、猫背の状態が続くとそのカーブが失われ、いわゆるストレートネックと呼ばれる状態になることがあります。ストレートネックになると、首まわりの筋肉が常に緊張しやすくなり、血流も悪くなります。その結果、眼の疲れや頭痛を引き起こす原因になることもあるため、早めの対策が重要です。
浅い呼吸
猫背の姿勢になると、背中が丸まり胸まわりが縮こまってしまうため、肺が十分に広がらず、呼吸が浅くなりがちです。本来、深くゆったりとした呼吸を行うことで、体内にしっかりと酸素が取り込まれますが、猫背の状態ではその機能が妨げられてしまいます。酸素の摂取量が減ると、全身のエネルギー代謝が落ちやすくなり、疲れを感じやすくなるだけでなく、思考力や集中力の低下にもつながることがあります。姿勢を整えることは、呼吸を深め、心身のコンディションを保つうえでも重要です。
猫背の症状

肩や首の疲れとこり
猫背の姿勢が続くと、頭の重さを支えるために肩や首まわりの筋肉が常に緊張した状態になります。このような負担が日常的にかかることで、筋肉に疲労がたまりやすくなり、血行も悪くなってしまいます。その結果、肩こりや首こりといった不調が慢性化し、場合によっては痛みを伴うこともあります。とくにデスクワークなどで同じ姿勢を長時間続ける人は、知らないうちに筋肉への負担が積み重なっている場合があります。姿勢を整えることが、こうした症状の予防につながります。
背中と腰の痛み
猫背の姿勢は、背骨の自然な並びを崩し、全身の筋肉バランスを乱す原因となります。このような状態が続くと、背中や腰の一部に過度な負担がかかりやすくなり、やがて痛みとしてあらわれることがあります。とくに、筋肉が緊張したまま硬くなると、柔軟性が失われ、身体を動かすたびに痛みを感じるようになることもあります。背中の張りや慢性的な腰痛は、猫背によって引き起こされているケースも多いため、正しい姿勢を意識することが大切です。
浅い呼吸
猫背の状態では、背中が丸くなることで胸郭が狭まり、肺が十分に広がらなくなります。その結果、呼吸が浅くなり、必要な酸素をうまく取り込めない状態に陥りやすくなります。このような呼吸の乱れは、息苦しさを感じさせるだけでなく、自律神経にも影響を及ぼし、動悸を引き起こすこともあります。とくに緊張や疲労が重なったときには、症状が強くあらわれる場合もあるため、姿勢の見直しが大切です。
消化機能の低下
猫背の姿勢が続くと、お腹まわりが圧迫されやすくなり、内臓の働きにも影響を及ぼします。とくに胃や腸などの消化器官が押しつぶされるような状態になるため、正常な消化機能が妨げられてしまうことがあります。その結果、便秘や消化不良が起こりやすくなり、食欲が低下することもあります。猫背は見た目の問題だけでなく、内臓機能にも悪影響を与える可能性があるため、正しい姿勢を意識することが大切です。
身体の歪みと関節の痛み
猫背の姿勢は、上半身だけでなく全身のバランスにも影響を与えます。背骨や骨盤が歪むことで、体重のかかり方が不均等になり、下半身にも負担がかかりやすくなります。このような状態が続くと、O脚やX脚といった脚の歪みが生じたり、膝や股関節に痛みを感じることがあります。姿勢の崩れがきっかけで、全身の骨格のバランスが乱れてしまうため、猫背を放置しないことが大切です。
増加する疲労感
猫背の姿勢が続くと、筋肉が常に緊張した状態となり、さらに呼吸も浅くなりがちです。このような状態では、体内に取り込まれる酸素の量が不足し、筋肉への酸素供給も不十分になります。その結果、体の回復力が低下し、少しの動作でも疲れを感じやすくなります。筋肉のこわばりと浅い呼吸が重なることで、疲労が抜けにくい体質へとつながってしまうこともあります。
その他の症状
猫背の状態が長く続くと、背骨のゆがみによって神経が圧迫されることがあります。その結果、手足にしびれや痛みがあらわれる場合があり、日常生活に支障をきたすこともあります。さらに、背骨まわりには自律神経が集まっているため、姿勢の乱れによって自律神経の働きが不安定になることがあります。これにより、めまいや吐き気、動悸といった症状が出ることもあるため、猫背を軽く考えず、早めに改善を意識することが大切です。
精神的な影響
集中力の低下
猫背の姿勢になると胸まわりが圧迫され、呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸が十分にできなくなると、体内に取り込まれる酸素の量が減少し、脳へ届けられる酸素も不足しがちになります。このような状態が続くと、脳の働きが鈍くなり、集中力や思考力が低下するおそれがあります。作業中に気が散りやすくなる、物事に集中できないといった状態が見られる場合、姿勢の乱れが関係していることも考えられます。
気分の落ち込み
姿勢が悪くなると、見た目の印象に影響を与えるだけでなく、気持ちの面にも変化が生じることがあります。猫背のようにうつむきがちな姿勢が続くと、気分が沈みやすくなり、自信を持ちにくくなる傾向があります。実際に、姿勢と感情には深いつながりがあるとされており、背筋を伸ばすだけでも前向きな気持ちになりやすいといわれています。気分の落ち込みや意欲の低下を感じるときには、まず自分の姿勢を見直してみることも有効です。
外見へのコンプレックス
悪い姿勢は、身体の不調だけでなく見た目にも大きな影響を与えます。たとえば、背中が丸まったままの猫背は、実際の身長よりも低く見えたり、全体的にだらしない印象を与えることがあります。こうした外見の変化により、自分の見た目に対する不満やコンプレックスが生まれ、自信を失ってしまうこともあります。姿勢を整えることは、健康だけでなく、見た目の印象を良くするためにも重要です。
猫背の症状への対処
猫背による不調が日常生活に支障をきたす前に、少しでも気になる症状がある場合は、早めに専門機関で診断を受けることが大切です。姿勢のゆがみは放置すると悪化する可能性があるため、早期に対処することで予防や改善につながります。専門家の適切な指導や助言を受けることで、自分に合ったケア方法を知ることができ、安心して対策に取り組むことができます。
猫背の予防と対策

隙間時間の背伸び
仕事や家事の合間など、わずかな時間でも見つけたときには、意識して背伸びを行うことがおすすめです。猫背の姿勢が続くと、胸郭や肺が圧迫されて呼吸が浅くなりやすく、それにより呼吸に使われる筋肉が弱くなってしまうことがあります。背伸びをすることで胸まわりが大きく広がり、呼吸が深くなりやすくなります。これにより、呼吸に必要な筋力が自然と鍛えられ、体にしっかり酸素が取り込まれやすくなります。さらに、深い呼吸によってお腹にも力が入りやすくなり、体幹が安定しやすくなります。結果として、正しい姿勢を保ちやすくなるため、猫背の予防や改善にもつながります。
姿勢改善
日頃から正しい姿勢を意識して生活することは、猫背を防ぐうえで非常に大切です。無意識のうちに姿勢が崩れていることもあるため、定期的に自分の姿勢を確認する習慣を持ちましょう。正しい姿勢を確認する簡単な方法として、壁を使ったチェックがあります。壁に背中を向けて立ち、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとを壁につけてみてください。このとき、腰の後ろに手のひら1枚分が入る程度のすき間があれば、理想的な姿勢に近い状態といえます。この姿勢を体に覚えさせることで、日常生活でも自然に良い姿勢を保ちやすくなります。
作業環境の改善
デスクワークでのパソコン作業や、スマートフォンを長時間使用する習慣は、猫背になりやすい大きな要因とされています。特に、画面が目線より下にあると、つい顔が前に出てうつむく姿勢になりやすく、その結果として背中が丸まり、猫背を引き起こしやすくなります。これを防ぐためには、パソコンの画面が目の高さにくるように、机や椅子の高さを調整することが大切です。また、スマートフォンを見るときには、画面を目線の高さまで持ち上げて操作することを心がけましょう。画面の位置を工夫することで、自然と背筋を伸ばした姿勢を維持しやすくなり、猫背の予防につながります。
日常的なストレッチや運動
猫背の姿勢が続くと、腰や肩など体の一部に負担が集中し、筋肉が緊張して硬くなってしまうことがあります。筋肉が硬くなると関節の動きも制限されやすくなり、結果として猫背の姿勢が固定され、日常的にその姿勢が習慣化してしまうことが考えられます。こうした状態を防ぐためには、日頃からストレッチを取り入れて、筋肉や関節の柔軟性を保つことが大切です。さらに、ウォーキングやラジオ体操など無理のない運動を行うことで、姿勢を支える筋力を高めることができ、正しい姿勢を維持しやすくなります。
猫背矯正治療なら博多にある
板付くろ川整骨院!

猫背は見た目の印象を損なうだけでなく、肩こりや腰痛、頭痛などさまざまな不調を引き起こす原因にもなります。特に、長時間にわたるデスクワークやスマートフォンの使用が続くと、無意識のうちに姿勢が崩れやすく、猫背が慢性化してしまうことも少なくありません。
博多にある板付くろ川整骨院では、患者様一人ひとりの姿勢を丁寧に分析し、猫背の根本原因に着目した矯正施術を行っています。ただ単に姿勢を正すのではなく、骨格と筋肉のバランスを整えることで、無理のない自然な姿勢を維持できるようサポートいたします。
当院の猫背矯正は、痛みの少ないソフトな施術を中心に行っており、初めての方でも安心して受けていただけます。また、正しい姿勢を保つためのストレッチ指導や、日常生活での習慣改善についても丁寧にアドバイスを行い、根本からの改善を目指しています。
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